2009年9月2日水曜日

庭園の変化・2日目 





昨日に引き続き、今日はお庭の芝生が表面を削られ掘り起こされ、
何か作物を植えるのだろうかと思わせるかのごとく、田畑のように
次々と耕されました。
土地はさらに新たな傾斜の仕方を見せ始め、湿った土が
徐々に範囲を増していきました。
これまで意識をしなかった、那珂川沿いまでの大黒屋の
庭園の幅のゆったりとした広さ・十分な奥行、菅木志雄氏
により敢えてそこに残されたであろう石のどっしりとした
構え、大きさ等を初めて私たちは実感をしたような気が
しました。
職人の方が植木や石をロープで均衡を保ちつつ吊り上げ
る様子を見て、人の手によって自然は変えられるという
ことを、今日この場にいた方は新鮮な眼差しをもって感
じたのではないでしょうか。
しかし、自然は変えられるとはいっても菅氏はきっと大
黒屋のこの自然環境の特徴や素晴らしさを感じ取り、
ここを訪れる人々をどんなときでもあたたかく迎え入れて
くれるようなそんな庭園にしてくれるのではないかと思っ
ています。